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長く使うためのワンポイント
はじめに

山登りにおいては雨具は非常に重要な道具のひとつです。
登山中に雨で体が濡れててしまうと急激に体力を消耗します。
最悪動けないという場合もあるかも知れません。
また急に寒くなったとき雨具を羽織るだけで体温の低下を防いでくれます。
そんな役にたつレインウエアも大切に扱えば長く利用することができます。
ここではレインウエアのことについて、のらちゃんと一緒に 勉強してみましょう。

 
レインウエアの素材について知ろう!

アウトドアで使用されるほとんどのレインウエアは ナイロンやビニールなどの素材が使われています。 登山用に使われるのはほとんどのナイロン素材のものです。 登山に使われるレインウエアに求められるのは 耐水性、耐久性と透湿性です。透湿性とは体から出る 湿気は外に出してしまう機能のことで、現在耐水透湿性の 新素材がいろんなメーカーより出ております。


防水透湿性素材はタイプによって3つのタイプに別れます
◆多孔質タイプ
無数の微小な穴が開いている非常に薄いフィルムを生地にラミネートした素材。 ほかの素材よりも透湿性に優れ、汗をかいても蒸れずに快適。 ただし、微小な穴が目詰まりを起こすと機能が損なわれるので注意

GORE-TEX
PTFEフイルムとポリウレタンポリマーを複合化したフィルムで 水蒸気は通すが雨風は通さないという素材です。 1cmあたり14億個といわれる孔を持つ多孔質構造です。 耐水圧45000mm、透湿度は裏地をつけた3レイヤーで9000g/m2-24h。 裏地をつけない2レイヤーで15000g/m2-24h。 20回の洗濯の後もほとんど機能に変化がなく耐久性に優れる。

◆無孔質タイプ
水蒸気が抜ける穴も無いのに蒸れが抜けていく不思議な素材。(水蒸気が分子レベルで移動する) 無孔なので水滴を通さず目詰まりも無い。高防水性でしかも透湿性がある優れた素材。

SYMPATEX
ドイツアクゾノーベル社が開発した、厚さ10ミクロンの無孔質ポリエステル素材です。 水蒸気を伝導する性質の有る特殊加工されたポリエステル系素材が湿気を外に逃がす。 無孔なので目詰まりせず、空気やバクテリアも通さない。薄くて柔軟な性質を持つという素材です。 耐水圧20000mm、透湿度4500g/m2-24h

DERMIZAX
耐水圧20000mm以上、透湿度5500g/m2-24h以上をマークする。 水蒸気を吸着するポリウレタン樹脂を素材にし、耐結露性にも優れている。 無効なので海水による目詰まりもなくマリン用にも最適な素材。

DIAPLEX
耐水圧20000〜40000mm、透湿度8000〜12000g/m2-24h。 あらかじめ転移温度を設定し、ミクロブラウン運動を活性化させたり小康化させた りすることで水蒸気の移動をコントロールし、暑い環境では透湿性を高めてムレを防 ぎ、寒い環境では水蒸気の移動とそれに伴う熱移動を抑制することで衣服内の保温性 を高めます (フェニックス宣伝部様からのメールより引用)

SUPER PROTEINTEX 防水性を受け持つフィルム内に約1ミクロンの天然たんぱく繊維の微粒子を内包し、このプロテインパウダーが衣服内の水蒸気を吸い取って外へ放出する。 透湿度20000g/m2-24hという驚異的な素材。耐水圧は、18000mm。


◆コーティングタイプ
ウレタン系の原料を生地に直接コーティング加工し、防水性を高めた素材。 比較的価格が安いのが魅力だが、他のハイテク素材よりは蒸れやすいのが欠点。 最近では、メーカーの技術革新によりコーティングに無数の微細な穴を開け、透湿性を確保したタイプも登場してきている。


Breatex
生地にポリウレタンコーテングした素材で直径が0.5〜5ミクロンの微細孔があり耐水圧10000mm透湿度2000g/m2-24hで超軽量でしなやかな素材です

SPORIAV
多孔質のポリウレタンをコーティングしてあり、3レイヤータイプ。耐水圧20000mm。

オムニテック セラミック
耐水圧15000〜20000mm。ラミネートにオムニテックを使用。ポリウレタン系のコーテイング素材。

RAINMAX
耐水圧20000mm。透湿度8000g/m2-24h

ENTRANT GII
生地に透湿性防水素材をコーティングした防水地としては元祖的な存在。耐水圧20000mm、透湿度80%0g/m2-24h。コーティングは接着層、防水層、保護層の三層構造ながら薄くてしなやかな生地。

プルーフエース
この素材はは強靭なフィルムを形成するポリウレタン系コーティング膜に超微粉セラミックス含有樹脂を採用。5〜10μmのポリウレタン特有の細孔と、セラミックスによる0.1サブミクロン以下の多数の超微細孔、2タイプの異なるサイズの孔をコーティング膜中に形成。高耐水圧タイプにもかかわらず、優れた透湿性をもたせることに成功した素材です プルーフエースM で耐水圧10000以上 透湿度8000以上 プルーフエースW で耐水圧20000以上 透湿度 80%0以上

CONDENIER
マイクロファイバーを高密度紡績した素材で孔を多く作っている。透湿度8000g/m2-24h

DRYTECH
コティング膜中に0.1ミクロン以下の微細孔を多数設け、3レイヤーで耐水圧30000mm、透湿度5000g/m2-24h。計量でコンパクトになり、洗濯などによる機能劣化もほとんど無い。

POLUS SF
耐水圧20000mm。透湿度4000g/m2-24h

HIDROBREEZE
超微粒子をポリウレタン樹脂に含ませることで多数の微細孔をつくり、防水性を高めると透湿性が落ちる 欠点を極力押さえた素材で2レイヤーで耐水圧20000mm、透湿度4000g/m2-24hを確保。 洗濯による耐水性の低下を極力少なくした素材です。

SOFANDE
着用中は耐水圧低下を抑えた素材。耐水圧は初期で20000mm以上、透湿度は5000g/m2-24h。 揮水性にも優れ、50回以上の洗濯にも性能は十分なレベルを保つ。

※本記事で使用した会社名、製品名は各社の商品登録または商標です。

透湿度とは?
透湿度をあらわす単位”gm2-24h”とは素材1m2あたり24時間に何グラムの水分を透過する能力が有るかを表します。



2レイヤー〜3レイヤーとは?
2レイヤーとは基布にフィルムを接着させた2重構造で軽く、柔らかい。
3レイヤーは2レイヤーに内ばりをほどこいたもので3重構造になっている。保温性や強度は増すが手触り感がよくない。 利点としてはコーテイングされているので劣化が2レイヤーと比べ起こりにくくなっている


シームシーリングとは?
縫い目に施される防水加工のことで、シールやジェルで加工される場合が多い
洗濯方法
ほとんどのレインウエアは洗濯機で洗える。 でも、透湿性の素材は微細な構造を持っているので 洗濯には注意が必要だと思います。
ひどくない場合は水洗いでOK!
汚れがひどい場合は一応手洗いでぬるま湯を使い、洗濯機を使用する場合は ソフト洗いを選択して、優しくあらいましょう。すすぎはどちらの場合でも 念入りに行い洗剤が生地に残らないようにね。
ドライクリーニングは一応は出来ると表示されておりますが あまりオススメしません。
洗濯が終了しましたら、直射日光をさけ、風通しの良い場所で干します。 きちんと乾くまでしないと、あとでカビ臭くなったり生地を傷めますので注意してください
最後に撥水スプレーをかけてあげましょう。 スプレーをかける際は必ず換気の良いところでね。

傷.穴があいたら
アウトドアで使うレインウエアは気づかないうちに、引っかけたり破くことがよくある。 もちろんそのままにしておけば素材によっては裂けるものもあるので 目立たないうちにリペアテープなどで補正しよう。仕上げには撥水スプレーをお忘れなく。

付録

norachannno2.gif 購入ワンポイント

  1. 素材で選ぶ。
    上記に書いたように色々な素材がでてるから、お店で実際手にしてみたほうがいいのら。
  2. 色で選ぶ。
    登山用として選ぶならもしものことを考えて、派出めのものがいいかも??
  3. フードをチェック!
    いろんなタイプのフードが出ているので購入前に確認
  4. 袖の確認
  5. ポケットの確認
  6. フロントの確認
  7. パンツの確認
  8. サイズの確認
    レインウエアが活躍するのは梅雨の時期だけではないです、出来れば一回り大きいものを選んで 冬でも使えるものがいいかも










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