川内川のうなぎの話

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第１２回川内川とうなぎの話

◆川内川とうなぎの話
ごろにゃ～ん。のらちゃんにゃん。今日は川内川のうなぎの話です。
のらちゃんの親戚で50年らい川内川で漁師をしている人がいます。今回親戚のおじさんを尋ねうなぎのことをいろいろ聞いてみました。

＜のらちゃん＞
川内川にはどんな種類のウナギがいるの？

＜おじさん＞
うんそうだね～。答える前にのらちゃん世界には何種類のウナギがいると思う？

＜のらちゃん＞
1種類かな？

＜おじさん＞
残念。16種類だよ。川内川のうなぎは、世界には16種にウナギがいるうちのニホンウナギとオオウナギ言われる２種類なんだ。

＜のらちゃん＞
川内川で冬シラスウナギ漁があるってきいたんだけど

＜おじさん＞
毎年12月になりますと、川内川各地でウナギの子供シラス漁がはじまります。
この季節、川内川は夜になると川面に明かりが灯り、多い日はうん百万円稼ぐ方もいるんだよ。
ウナギは河川の水温と沿岸の水温の較差が少なくなる時を選んで川を遡るそうですから川内川では晩秋から3月くらいが漁期になるんだ。

＜のらちゃん＞
シラスウナギ漁ていつからあるの？

＜おじさん＞
いつから始まったかは僕は分からないけど、
日本でのウナギの養殖は明治時代に始まり、その頃から漁をはじめてたって聞いたけど。
戦後本格的なウナギの養殖が盛んになり、1964年に川内養鰻という会社ができてからシラスウナギ漁をする方が増えたので川内川におけるウナギ漁獲量は昭和44年の52トン？をピークに激減し、
近年では2～3トンの漁獲となっており漁事態は昔とくらべたらめちゃくちゃ減ってるね。

＜のらちゃん＞
シラスウナギ漁はどんな風にやるの？

＜おじさん＞
そうだね。大きな網で一網打尽に取る方法と小さな網で手すくいでやる方法があるね。大きな網は70メートルくらいの網を川内川にはって一気にとる方法なんだけど資源保護の観点から期間が限られているから後は手すくいになるね

＜のらちゃん＞
漁獲を取り戻す試みをしてるって新聞に書いてあったけどどんなことやってるの？

＜おじさん＞
漁協でね、資源保護の観点から１０月１日－１２月３１日まで親ウナギ採捕を１９８６年から禁止しているよ。
それからね川内川で親ウナギ約１万６０００匹を放流したりして。年々減少する稚魚のシラスウナギを増やそうとしてるよ。

＜のらちゃん＞
ふ～～んそうなんだ。ところで、おじさん今まで捕まえたウナギで一番大きいウナギてどれくらいだった？

＜おじさん＞
そうさね．．．１ｍ５０？１ｍ８０cmくらいかな？

＜のらちゃん＞
すごいね～～～。食べたの？

＜おじさん＞
川内川の主だかね。逃がしてあげたよ。

＜のらちゃん＞
ああ、よかった。でもどんな味すんだろうね。？？？？？

＜おじさん＞
美味いかもなあ．．．（笑）じゃのらちゃんオオウナギじゃないけど、これ食っていくか？天然ものだよ。

＜のらちゃん＞
わ～～～～～い。

※【後談】のらちゃんのとの取材のおかげなのかその後叔父さんは、TVの幻の食材入りうなぎ漁の取材でTV出演もちろんのらちゃんのお店で購入してただいた衣装で出演。川内川のうなぎ取りに伝統的な柴漁を受け継いているということで行政からも表彰されちゃって、全国からうなぎの問い合わせで大忙しでした。のらちゃんが取材した人や取材した場所が人気急上昇になるのはなぜなのかな？。。。。不思議だ（笑）

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