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はじめに
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はじめに
登山やハイキングでいつも御世話になるザック、長く使いたいですよね。日常のお手入れ方法から
救急時の対処方法をここでは、のらちゃんと一緒に勉強しましょう。意外と知らないことが多かったりして(笑い)
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ザックを使ったあとにやっておくこと。 |
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※日ごろの手入れが重要
山から帰ってくるとザックは、藪にはいったり、土ぼこり、雨などによって汚れがつきます。
また、ハーネス側には汗などが染み込んでいたりもします。山では突起物に刺さったりして部分的に破損がある場合もありますね。
そんな汚れや傷をそのままにしておくとザックは長くはもちませんね。
長くつかいたいなら日ごろの手入れが重要です。
山から帰ってきたらまず行うことは中身を出すことです。疲れているのでおっくうになりがちですが
必ず中身はだしましょう。変形や湿気が原因のトラブルになるからです。
ザックが濡れていたら日陰で干して乾かします。決して直射日光に長時間あてないこと。色あせや劣化の原因になるからです。
汚れていたらつい丸洗いしたくなってしまうものだが、これは禁物。
ザックの内側は全体に防水加工されているが、丸洗いすると、乾くときの生地の収縮によってその加工が剥離してしまうからね。
もし汚れが気になるようなら、ぬるま湯で中性洗剤を染み込ませた布などで拭き洗いしてやるといいですよ。
ハーネスのパットに染み込んだ汗が気になるようなら部分洗いするといいよ。またザックによっては
取り外しのできるものもあるので丁寧に洗えばいいですね。また、破損や傷についてはあとで触れますが
早めに対処することが大切。次回山に行こうとするときに慌てないように山から帰ってきたら必ずザックのチェックもお忘れなく。
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| ザックのリペア |
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簡単な修理は自分で行おう!!
- ショルダーベルトの破損・バックルの破損
お店に持ち込まれるザックのトラブルで多いのはショルダーベルト部分の糸切れの破損です
専門メーカーのものは少ないのですが、ザックは何10キロの荷物を入れるのでどうしてもここがいたんできます。
ショルダーバッグなども、やはりまずショルダーベルトの付け根がやられます。
糸切れしないためにはあまり重たいものをつめたり乱雑に扱わないことが大切ですが糸切れが原因ですと修理は可能です。
頑丈な縫目であるだけに、自分では修理できない感じもしますが、ほとんどの場合単なる糸切れ、糸ほつれですから
マイヤーズオウル、またはソーイングステッチャーという革などを縫う器具さえあれば意外と簡単に修理出来ます。
これは、大きいアウトドアショップなどでは手に入るとおもいます。もちろん遊働館でも置いてます。
これらの器具は極太の糸と針がついているものがあり、これで一針づつ手縫いすればザックも革製品も自分で修理・改造できて便利です。日頃裁縫をしたことのない人でも体裁を気にしなけなければ、何度かやっていけばコツは覚えると思います。
メーカー修理という手もありますが、数千円からものによっては数万必要な場合もあります。
次に多いのがバックルの割れです
遊働館では
割れてしまったバックルの等の交換パーツの交換パーツも充実していますが、お取り寄せしてもらええば
ほとんどのパーツもそろえられると思います。
ショルダーの壊れ以外もお店の方に相談してみてください。
- ザックに穴が....
生地にあいてしまった小さな穴やカギ裂きには、リペアテープでの補修となります。
ザックメーカーやテントメーカーからリペア用品はでていますのでお求めになるといいでしょう
素材によっては
コーデュラなどのように、スパンナイロン系の生地はリぺアテープが張り付きにくいので、ザック裏側のコーティング面に張ると良い場合があります。ので工夫してくださいね。
大きな破れは先にも紹介した、ソーイングステッチャーという革などを縫う器具が活躍します。
重量がかかるものだけに、大きな裂けや破れはもはやリぺアテープでは修理不可能で、共地や厚い布で継ぎ当てするしかないでしょう。
この場合細目の針金を使う方法もありますが、ペンチとかが必要なのと出来上がりの見た目がありますので...緊急の時の対処方法とかで使ってください。
(修理は可能ですが見た目を気にされる方は買い換えサインなのかな?......のらちゃん独り言)
- ファスナーのトラブル
最近のザックにはほとんどにファスナーが使われています。無理なパッキングによるファスナーのパンクや砂泥がファスナーにはいって
動かないいうトラブルが多くよせられています。予防には荷物を詰めすぎない、無理に引っ張らないことが大切です。
ファスナーの歯が完全に破損してしまったものは修理不能です。ファスナー自体を交換しなくてはいけなくなります。ただ修理を受け付けてくれるメーカーとそうでないメーカーがあるので信頼のおけるメーカー商品を選ばれることをおすすめします。
応急処置としては、破損して噛みあわない部分だけ、手で縫い付けてしまうか、大き目の安全ピンをつかう方法を使ってください。
ファスナーのすべりが悪いなと感じたらファスナー専用の潤滑油が販売されていますので使ってみてるって手もあります。
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ザックのトラブル応急処置 |
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行程中のアクシデントの対応
- ショルダーベルトが切れた
一番簡単な方法は、ファーストエイドキットなどの中に大型のアンゼンピンを入れておいて
それを使う方法です。アンゼンピンはこうしたトラブルには役立つですよ。
- ショルダーベルトが途中で切れた
こういった場合はカラビナを持っていればすぐに解決する
切れたベルトとベルトをカラビナを挟んで結べばいいからです、
そこで使える物を代用するのがアクシデントの一番の対処方法ではないでしょうか
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