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入来の天狗どんの話 |
入来峠 |
鹿児島から車で40分くらいのところに薩摩川内市という町があります。 この町に今ではパラグライダーの出発点になっている愛宕山(あたごやま)と 鹿児島市郡山町の境に八重山(やえやま)という山があります この山には昔、天狗(てんぐ)さんが住んでいたそうで今日はその天狗さんの話です。 愛宕山の天狗さん力持ちで、毎日おおきな岩を投げ飛ばしたり、すもうも好きでしこを踏(ふ)んだり、 天狗さんが暴れるのであたりは荒れ放題になっていました。 一方八重山の天狗さんはやさしい天狗さんで、山をきれいにするのが好きで、八重山はよく手入れがされ ていました。 そういった性格ですから、この天狗さんどうしはあまりなかよくなかったのですが、 ある日愛宕山の天狗さんが八重山の天狗さんに向かっていいました。 「八重山の天狗どん。おまんさあは毎日毎日そげん山をきれいにしておっが、たのしかか? たまには、おいと力比べの相撲をとってみらんか?」 「力比べな。おもしとかな。そんならどこでしもんそか?」 「おいげえん山ですっが、きゃんせ」 八重山の天狗さんは愛宕山に相撲を取りにきました 「まこて こん山は...ぐらしか。おいが山をつくいかえてあげもんで」 八重山の天狗さんはそういうと、いむたの山の先端をけずり ぱたぱたぱたと手でたたき、お椀をひっくり返したような山をつくった これが飯盛山のはじまりだそうだ... 「きれかどが、愛宕山の天狗どん」 また、けずりとられた、いむたの山も丸いきれいな山になった。 それを見ていた愛宕山の天狗どん。 「そいぐらいたいしたことなかが..ちと見とけ。おいがこんやまを持ち上げてみすっで」 愛宕山の天狗どん力まかせにいむたの山を持ち上げた。 「よっこらしょ。」と掛け声で山を持ち上げ歩きはじめた。 どんどん歩いてとなり町の弁天原にきたとき 「ほ〜れ」と山を捨てた。 これが今の丸山弁天だそうだ。 そして天狗さんが持ち上げた山の後の大穴がいむた池になったんだとさ。 おしまい。 |
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