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楠元の牛這祭り話
川内川沿いに車を走らせ、10分くらいすると旧国鉄宮之城線の駅楠元駅がある。対岸は東郷町。そこから前回取り上げた
戸田観音にいく手前までが楠元町なのだが、この地区には4年に1回しか行われない祭りがある。
そう、今回お伝えする牛這祭である。
いつのころ始まったかは定かではないのだが、江戸時代はじめから生神(おいがみ)神社で行われたいた祭りで
明治中期から4年に1回の祭りとなったそうだ。生神(おいがみ)神社は今ではないのだが、南方神社というところで
行われているにゃん。この祭りは、神事のあと、氏子一同で濡れた藁(わら)を親奴と子奴をつるしたものを、
田んぼまでの道沿いをふりながら歩きます。(これは雨乞いを表してるんだって)
それから、田んぼにつくと、テチョ(父)がでてきて田んぼに水が張ってないこを怒り出します。
そこへ息子牛を連れてやってきます。田んぼを鋤こうと
すると、その牛がおお暴れをはじめます。
そこでどうにか牛をなだめ鋤きが終わります。すると、母親とお手伝いさんがやってきて、赤飯を振る舞います。
その振る舞う滑稽さがこの祭りの面白さです。
そして見物者も参加して苗を植えこの祭りは終わります。
豊かな水の川内川ですから、こうした豊作を祈る祭りがいまでも続いているのですね。
※次回開催は2005年です
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