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冠岳と金峰山のけんか |
金峰山 冠岳 |
先日、金峰山(きんぽうざん)という山に行ってきました。山自体は430mと低い山です。 今は山頂付近(さんちょうふきん)まで車で登(のぼ)れますが、山岳信仰(さんがくしんこう)の霊山(れいざん)で毎年10月19日は大祭(たいさい)がおこなわ れ信者(しんじゃ)でにぎわいます。 串木野市(くしきのし)に冠岳(かんむりだけ)という同じく山岳信仰がある山があります。 高さが516m中国から不老不死(ふろうふし)の薬を探しにきた話も残る山です。 この2つの山はライバルらしくこんな伝説が残っています。 冠岳に一人の天狗(てんぐ)さんが住んでいました。 「冠岳の神様(かみさま)。ちょっと....」 「なんじゃ?天狗どん」 「金峰山の神様とお話してたら、金峰山のほうが立派(りっぱ)で背も高く信者も多いともうされていました」 「て....てんぐ..なに!!!」 「金峰山が....」 「なまいきな。よし、金峰山と勝負(しょうぶ)じゃ。おまえ使いに行ってこい!」 天狗さんは金峰山に使いにいきました。 「神様、神様、私は冠岳に住んでる天狗です。」 「なにしにきたんじゃ?」 「ええ、神様、今日は冠岳の神様の使いできました」 「遠いところごくろう。ところでなんの使いじゃ?」 天狗どんは言いました。 「金峰山は冠岳より立派で、背も高いうやまっている人もこちらのほうが多いと聞いた。ほんとかどうか勝負したい」 「ほほ〜〜勝負か?勝ったほうをりっぱな山ということにしよう。勝負だ!」 こうして2つの山の勝負がはじまりました。 金峰山の神様は弓矢で冠岳に向(む)かい弓(ゆみ)を放(はな)ちました。 矢(や)は惜しくも冠岳の麓(ふもと)久木野(くきの)というところに落(お)ちました。 「矢はぜんぜんとどかんぞ!今度(こんど)はおいの番(ばん)だ!」 冠岳の神様はすすきを矢にして金峰山にはなちました。 「命中!」金峰山は目を射抜(いぬ)かれました。 怒った金峰山は丸太(まるた)を矢にし放ちました。 「どす〜〜〜〜〜〜ん」爆音(ばくおん)とともに冠岳の肩(かた)にあたりました。 やがて夕方(ゆうがた)、どちらともなくこの勝負は終わりました。 今でもこの勝負の傷(きず)が2つの山に残(のこ)っているんだとさ。おしまい。 いかがでしたか?山岳信仰からきたライバル意識(いしき)がこのような昔話を作ったと 思いますが、今ほんとに山同士がしゃべったら何を話してくれるかな?と思い 想像(そうぞう)するのらちゃんでした。2つの山とも低ハイキングコースとして親(した)しまれる ています。興味(きょうみ)持たれたかたは是非(ぜひ)登(のぼ)ってみてくださいね |
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