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木花咲耶姫(このはなさくやひめ)
木花咲耶姫

川内から南さつま市加世田に向かう途中に木花館という手打ちそばのおいしいところがある。
霊峰金峰山の麓であたりは田園風景。
そこに金色の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の 像がある。今日はこの木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の話である。
大昔、今の山川町に大山津見神(おおやまつみのかみ)という神様が住んでいました。
この神様には二人の娘さんがいました。姉は石長姫(いわながひめ)、そして妹が木花咲耶姫です。
姉石長姫は容姿は醜く、妹木花咲耶姫は誰もが振り向く綺麗な方でした。
ある日のこと、木花咲耶姫が機(はた)を織っていますと、高千穂からおいでになられた ニニギノミコトがそばをとおりかかり声をかけられました。
「あなたはどなたですか?」
「ご兄弟は?」
質問に姫が答えるたびにミコトは姫を好きになっていきました。
そして「わたしの后(きさき)になっていただけませんか?」
と求愛されました。
姫は返事にこまり、
「私が今すぐお返事をすることはできません。 もしあなた様がそのように考えなされるのなら父の大山津見神(おおやまつみのかみ)に相談なされてください」 と答えました。
ミコトは早速、大山津見神のところに行き、姫を后にと申し出ました。
大山津見神はニニギノミコトからの申し出をたいへん喜びましたが1つ条件をだされました。
それは、姉の石長姫もいっしょにもらってくださいということでした。
でもミコトはこのことを断られ木花咲耶姫だけをお后にされました。
大山津見神はいいました。
「2人の子をさしあげたのは、石長姫はどんな風雪でも石のようにミコトをまもるであろうし、 木花咲耶姫はいつも木の花が咲きみだれ栄えるようにと心をつかうと思ったからです。
木花咲耶姫だけがお気に召されたということはミコトの命は木の葉のようにもろくなるでしょう」 と申されました。
それでもミコトは木花咲耶姫をお后にしました。
2人は川辺の笠狭宮(かささのみや)というところで新居をかまえられなかよくお暮らしになりました。
やがて、二人に子供ができました。
ミコトは自分のこどもかどうかお疑いになりました。
姫は本当にミコトとの子であることをわからせようと、建物に火をつけその中で子供を産まれたそうです。
火は勢いよく燃え心配でしたが、姫はふたりの子供をおうみになりました。
激しく火が燃えているときに産まれた子を火闌降命(ほのすせりのみこと)火が少し弱くなったときの 子を火遠理命(ほとほりのみこと)といいました。
ふたりの子にに恵まれたミコトは やがて日本を納められ、姫は日本の女のお手本といわれるようになったとさ。
おしまい。
(参考:古事記他)
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