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忠犬「よし・かし」の話
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川内川河口に湯島町という町がある。そこに「としまどん」という猟師が住んでいました。
 ある時愛犬2匹をつれて、吉川というところに猟にいきました。 この日にかぎって猟はなく、としまどんはそろそろ帰ろうと夕方大きな木の下を通りました。
すると、突然 「う〜〜わんわんわん」「わんわんわん」と2匹の2匹は狂ったように吠え、としまどんの 着物を咥え引っ張りまわしました。獲物が取れずイライラしていた「としまどん」は 2匹を殺してしまいました。すると木の上から大蛇がおそってきました。
「よしけかしけ」ととしまどんはおおきな声で叫ぶと大蛇は一瞬ひるみ、その間に逃げられました。
2匹の犬は「よし」「かし」といいその後、2匹はふくろうになりました。
5月になると今でも「とっくぉよしけかしけ」と夜な夜ななくようになったとさ。
その後この話をきいた人たちによって2匹の犬の墓がつくられました。

※注釈1 よしけかしけの「け」とは、よし来なさい。かし来なさいという「来い」を意味する方言です。
「け」には鹿児島弁にはいろんな意味があり、貝、買うなどの意味もあり、アクセントと前後の文脈で判断します たとえば「けをけっけけ」と言えば貝を買いに来いという意味になります。

※注釈2 「とっくぉ」とは鹿児島弁でふくろうの意味です
※鹿児島の昔話を調べていくうちに同じような話が種子島の昔話にもあることが分かりました

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