日本どんの天気占い

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日本どんの天気占い

のらちゃんは昔話について色々調べているうちに志布志町で聞いた天気に関する昔話を今日はその話をしたいと思います。
電話帳で志布志の姓名で確認したのですが、今では「日本」さんという姓は見あたりませんでしたが、かって、この地にお殿様から「日本」姓をいただいた人がいました。
その人は天気を占うのが大変上手く「日本一の天気占い名人」ということから「日本」という姓をいただいたのです。
この人１度だけ大きな失敗をしたことがありました。
ある時、お城で藩をあげて武術大会を開くことになりました。
そこで日本どんは殿様から呼ばれました。
武術大会の天気を予想してくれ．．．．
急な呼び出しだったので、日本どんは村の役人から紋付きやらふんどしまで借りると慌てて、お殿様のところへ出かけました。
「さ！占ってみろ」
「え～とへたん山はどこ？」
「へたん山？桜島なら目の前じゃっど」
いつもとかってが違い、日本どんはおおあわて．．．
「で、天気はどうなんだ？」
顔を真っ赤にして日本どんはいいました。
「すいもはん、今朝絹んふんどしを代えてきたもんで、股んしめりがわいかで、わかりもはんとです」
とお殿様の前でいいました。
「股んしめりか．．．わははあ．．．」家来衆もみんなで大笑い
おとがめなしで、無事かえりました。
それからも志布志の天気は日本どんにかなうものはいませんでした。
おしまい。

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