山崎付近の川内川 |
川内川の中流宮之城町に山崎というところがある。ウドドンはそこで語り継がれている伝説の
大男である。
このウドドンは大男で彼が歩くとドシン♪ドシン♪と地面がゆれ、地元のものでさえ火山が噴火
したのではないかと思うほどの大男であつた。ある日ウドドンが歩いているといつものように地鳴りがして人々は心配した。ウドドンは「ごめんごめん今日は子供たちと遊びにきたんだ。」身体に似合わないやさしい声で村人に声をかけた。ウドドンがやってくると子供たちは「ウドドン、こんにちは」「ウドドン今日はなにして遊ぶ？」といつもみんなウドドンの指のところに寄ってきた。あるときなど子供たちがウドドンの鼻のなかで遊んでしまい、ウドドンはくしゃみがでそうで...鼻から子供たちをつまみ出すやいなや大きなくしゃみをした。その音といったら雷が落ちたときのように大音響....子供たちはみな耳を押さえ終わると大爆笑。子供たちと遊んで疲れたのか、ウドドンは喉が渇いた。川内川に倉野の淵というところがあるが、そこで一息に水を飲んだので川底の石まで飲み込んでしまった。さすがのウドドンも石はおいしくないので
ペッ〜トと吐き出した。そしてウドドンが吐き出した石がたまってできたのが市比野の丸山だということです。また山崎の牧の峰といわれるとこはウドドンがいつも腰掛けていたので平らの山になったそうだ
とても愉快でたのしい山崎のウドドンのおはなしはこれでおしまい
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